Linuxでphpを実行する方法
Linuxでphpを実行するには
かなり基本的なことかもしれないが、初めてターミナルでphpを実行する際には、そもそもどうやって実行するのかわからない場合がある。今回はその助けになればいいと思っておる。
とは言っても、簡単なことなので、すぐに覚えられるであろう。
sudo php /phpファイルの入っているディレクトリ/実行したいphpファイル
ターミナルでphpを実行する際の書き方
ターミナルで実行する際は、何で実行するのかを指定する必要がある。今回はphpなので、phpを指定する。
具体的には以下の通りである。もし権限がない場合はsudoを最初につけて実行する必要があるのでそこは注意だ。
//phpを指定して、その後実行するphpファイルを指定
php /home/test.php
//権限がない場合はsudoで実行してみる。
sudo php /home/test.php
と、以上の方法でターミナルでphpを実行することが可能だ。どうだ?簡単であろう?
しかしphpのパスが通ってないと、このコマンドを入力しても「command not found」となり、実行できないケースもある。以下はそういう場合の対処法を書いておくぞ。
phpを実行しようとしたら、「command not found」になったときの対処法
ターミナルでphpを実行しようとして、「command not found」になった場合は、パスが通っていない。もしくはそもそもサーバーにphpがインストールされていないかだろう。今回はパスが通っていないことを想定するぞ。
phpのパス(PATH)を通すとは
phpを実行するために利用するphpの格納場所を指定することである。
例えば、PCで初めて扱うタイプのファイルがあると、「何のソフトを使用してこのファイルを開きますか?」というウィンドウが表示されるが、それと同じで、phpを何を使って実行するのかを登録する作業がphpパスを通すという作業になる。これを行うことにより、phpが使えるようになる。
もしくは、パスを登録しなくても、毎回どのディレクトリにあるphpを使用するのか書けば、実行することも可能だ。
どちらにしても、phpがどのディレクトリに格納されているのかは知る必要があるのだ。
//パスが通っている場合はphpだけで実行可能
php -v
php test.php
//パスが通ってない場合の書き方
/usr/local/php -v
/usr/local/php test.php
phpの場所がわからない場合の調べ方。
上の例では「/usr/local/php」にphpがあると想定しているが、あくまで1つの例なので、上のコマンドをそのままコピペしてもおそらく動かないから注意するのだぞ。
調べる方法は、phpinfoを使用する方法と「which php」を使用する方法がある。
phpinfo(); を使って調べる。
phpがどこにあるのか分からない場合はまず、phpがある場所を特定する必要がある。
簡単なのは適当なファイルにphpinfoと書いて開けば、現在利用しているphpのバージョンや、パスが分かる。
<?php phpinfo(); ?>
which phpを使用して調べる。
phpinfo();は今回欲しい情報以外もすべて表示されるが、ターミナルからどのphpを使用しているか調べるだけなら、次のコマンドを使用すると答えが返ってくるので便利だ。
which php
調べたら先程のように、調べたphpのディレクトリ、スペース、実行したいphpファイルで実行できるはずだ!
以上がLinuxでphpを実行する方法である!
sudo /調べたphpのディレクトリ /実行したいphpファイル